驚きの連続のランチが待っている。毎回、何が出てくるのかわからない。メニューがない。それが、Manger Kawanami(マンジェーかわなみ)の面白さなのだと思う。
早稲田にあるビストロ、Manger Kawanamiの1,350円でフルコースのランチ
大きな黒い扉を開ける瞬間が楽しみなManger Kawanami
開店時間から30分遅れて入ったら、なんと本日三人目の客になった。
「何しにきたの?」とシェフのいつもの挨拶がきた。
「ランチを食べにきました」
「へーーー。タッパ持ってきたか?」
「持ってきました」
食べきれないからランチの一部をお持ち帰りして、晩御飯を作るときの自分だけビールを飲みながら食べている。これが最高の時なのよ。
晩御飯を作る間に子供たち三人はゲームで遊んでいるでしょ。
キッチンという私の城に入れるのは、私だけよ。
Manger Kawanamiのランチ風景は落ち着く感じが素敵
ポルチーニは売り切れだよ
カウンターで食べているカップルも、常連さんではなさそうな感じ。
カウンターに座って、何も言わずに出てくるのはスープです。
今日のスープは、キノコのスープでした。なめこが美味い。きっとどこかの山で見つけたのだろうな?
そう思っていたら「もうポルチーニはないぞ」と言われ「やっぱりな」と納得するのですよ。
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ポルチーニは日本でも採れます。
あー、食べたかった。
でも、夜は出れないな。
チビたちを連れて行くわけにはいかないしね。
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なめこが大好きな私。
あれ、しめじも入っている。
なんかお得な気分で食べるスープ。
1日分の野菜を取ることができるサラダはいつものモリモリコース
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めちゃ大盛りサラダが基本です。
Manger Kawanamiのランチサラダは、1日分の野菜が取れると思う。
でもシェフが言うには、1日に必要な野菜の半分ぐらいなんだとか。
本当に?
結構食べてますけど。
スープとサラダで結構お腹がいっぱいになる感じ。
シェフの独断と偏見を持って出てくるメインディッシュは、「天然真鯛のコロッケ」
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先に来ていたカップルが、「えーーー」と言っていたけど。
「晩御飯はいりません」とシェフが言って出してきてくれたコロッケは、
ジャガイモのコロッケではなくて、なんと「天然真鯛」のコロッケなんです。
天然真鯛のコロッケって、何匹潰したのかしら?
天然の真鯛は一匹いくらするの?
「このコロッケを銀座で食べたら1個3500円ぐらいかな」と言っていたような気がする。
コロッケを割ると、なんとなく「潮風が吹いているような感じ」がして、口に入ると海の栄養分まで入ってくる真鯛のコロッケ。
人生で初の天然真鯛のコロッケです。
ありえない。うまさなんですけど、食べきれないので先に1個タッパに詰め込んだら「こら、最初からかよ。食べてからタッパだろ」と言われてしまった。
ごめんなさい。
前回の反省をもとに完食したい気持ちはあるけど、きっとこのコロッケ1個は、晩御飯を作るときのビールのお供になるのです。
コロッケとはフランス語で「小さなかまど」という意味
晩御飯を作りながら飲むのが好きな私としますと炭水化物である米は控えめにしておりまして、その代わりにビールが栄養素となっております。
今日、子供たちの習い事の送迎がなければ、ここでビールをぐいっと飲みたかった。
あー、来週から子供たちは夏休みだし、どうしよう。
地獄の夏休みがやってくる。
チビたちを連れてきたら、どうなることやら。
怒られるよな。
と思いながらも、コロッケ3個はぺろりと食べて、もう一個食べていこうかと思ったけど、晩御飯の楽しみが減るから我慢だな。
そう思って、スープ、サラダ完食、コロッケは1個お持ち帰り。
隣のお姉さんがアイスクリームを食べているから、「アイス」とウキウキ気分で待っていたら、あれ、何かがグラスに注がれている。
なんだろう?
デザートは杏でした あんずジャムピューレになっている
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杏だ。
杏大好き。子供の頃駄菓子屋さんで食べた杏ボーがスーパーで売っている。
杏ぼーを駄菓子屋さんで買って、食べながら帰った子供の頃の記憶が急に蘇ってきて懐かしくなった。
駄菓子屋さんで食べた、凍った杏ボーはそれは美味しかったけど、今日の杏はレベルが違う。
天然真鯛のコロッケとあんずのデザート。
杏を甘く煮込んで裏漉しをして、冷蔵庫で寝かせる。
これって、最高じゃない。
今日も最高のランチでした。
フルコース1350円(税込)です。
Manger Kawanamiの料理は化学調味料は一切使用していません
無化調のフレンチです。
Manger Kawanamiの場所を教えて欲しいというメッセージがあったのですが、シェフの方針で書いてはいけないとのことです。
ヒントは早稲田駅から徒歩7分、早稲田大学の近くとしか書いてはいけないと言われました。
ごめんなさい。意地悪ではありません。