シチリア料理を食べたことがない。というかシチリア島に行ってみたい。この願望は私をバイバイブルースに向かわせた。
バイバイブルースとはシチリアにある女性シェフが経営しているイタリア料理屋さんです。ミシュランの1つ星レストランであり、星は10年以上維持しているすごいお店。バイバイブルースの支店が東京駅前にできたと聞いて速攻予約したのが、昨年のこと。それ以来、毎月食べに行っている。
パトリシアシェフは、毎年11月から12月中旬までは東京支店で料理を作ります。留守番はシチリアの本店で鍛え抜かれた日本人シェフが2名で守ってます。
この日本人シェフも当然イタリア語が堪能であり、イタリア人のお客様に対しても流暢なイタリア語で接客する素晴らしい料理人です。
イタリアで修行していたと嘘がバレて星を失うようなアホではありません。カンペすらまともに読めないのにね。バレると怖いですよ。経歴もイタリアで修行から別の言葉に置き換わってますから。実に情けない。
あ、話は戻しますと、前菜からして手の込んだ素晴らしい料理でした。
こんな感じです。
トマトのpizzaみたいなパンなのかな?
バイバイブルースのコースには必ず最初に出てくる定番なんです。
スフィンチョーネというシチリアの定番の前菜。
この前菜の盛り合わせの凝ったこと。
細かい解説を聞いたけど胃袋の中に入っていってしまった。
左上のピンクのお煎餅は、えびチップス。
ナスのソテーのベースの上にプチトマト、リコッタチーズ、エビの逸品です。
右にはカラスミのマヨネーズが添えられてます。
ウニのスプーマが素晴らしい。
黒いのはイカのカバッテリです。
イカとエビにバジルオイルが絡んでます。
ロゼワインはシチリアの美味なる夏の味
パスタはドライトマト、マグロのカラスミがかかっていて、イトヨリ、フィノキエットがアクセントで最高。
アイルランド産のラムです。
緑の小さいのがシーアスパラガスです。玉ねぎ、ジャガイモに羊のソース。
赤い血とワインのソースです。
シナモンメレンゲのかかったスイカのジェロ。
ジャスミンのパンナコッタです。
夏の季節のシチリアは、窓辺にジャスミンの花が咲き乱れて街全体がジャスミンの香りに包まれます。
ドルチェも粋でした。
来月は何が出てくるのか?楽しみです。